用語集
ネガティブスペース
インクだけでなく、彫らない素肌そのものを画像の能動的な一部として用いるデザイン。
彫らない素肌を画像の能動的な一部として用い、線や塗りだけでなく彫った部分と彫らない部分のコントラストからデザインを立ち上げるのが、ネガティブスペースの手法である。対象を直接描く代わりに、作家はしばしば周囲を彫り、肌そのものに形やハイライト、人物像を作らせる。この技法は、塗りつぶした黒の大胆な面が素肌を構図の一部として明瞭に読ませるブラックワークと最も結びついている。視覚的な特徴には、強いコントラスト、巧みなシルエット、そして暗闇から彫り出されたかのような形がある。代表的な応用には、幾何学的なデザイン、装飾的な模様、そして存在と不在の相互作用が効果を生む大胆な図形的図像がある。ネガティブスペースは固定された見た目というより構図上の戦略であるため、独立した題材のカテゴリーではなく、ブラックワーク、ジオメトリック、オーナメンタルのスタイルの内側やそれらと並んで位置づけられる。初心者にとっては、錯覚が成り立つために素肌が清潔で明確に保たれていなければならず、精密な施術と計画が不可欠であること、そして効果がインクと十分なコントラストをなす肌色に依存することを理解しておくことが重要である。知覚や、画像と肌の境界で遊ぶ巧みで図形的なデザインに惹かれる人に適する。